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歴史遺跡のサミ亭とサミ亭の狛犬
 先日、日本の小笠原黎弥さんからこんな内容のメールが届きました。
 「私は朝鮮の歴史や文化に興味を持っており、ピョンヤンやケソン、ハムフンに行くのが夢です。以前、貴局の放送で、ピョンヤンのリョングァン亭が取り上げられていましたが、その時はとても嬉しかったです。これからも朝鮮の歴史や文化、建築などについて取り上げてくださると幸いです」
 では、小笠原黎弥さんだけでなく、朝鮮の歴史と文化に関心をお持ちの視聴者の皆さんに、ファンヘ南道ヘジュ市にある歴史遺跡のサミ亭とサミ亭の狛犬について、民族遺産保護局のキム・ヒャンミさんがお話しますのでお聞きになってください。


サミ亭とサミ亭の狛犬

 「サミ亭は19世紀に建てられた東屋で、建物と環境をうまく調和させた代表格の東屋の一つです。
 精巧に磨き上げた幾つもの花崗岩の柱の上に木の柱を立て、また、その上に入母屋屋根を乗せたのが、まるでただ今、天から降りてきた鶴が見下ろすような格好です。
 東屋に相応しくカラフルな色彩を施したので、昔の風流な趣がさらに浮き彫りになっています。
 四季を通して四方のどこを見ても景色が美しいといって、その名も付けられ、人民に親しまれる遺跡です。
 サミ亭の周辺にはコリョ、高麗(918年から1392年まで存続した朝鮮の封建国家)時代のものと伝えられるサミ亭の狛犬があります。
 サミ亭の狛犬は祖先の石彫りの技術を見せる貴重な歴史遺跡です」
 今、サミ亭とサミ亭の狛犬は朝鮮労働党の民族遺産保護政策により、在りし日の姿をそのまま保存し、大勢の勤労者が訪ねています。